【洋楽アルバム】Phish 「Farmhouse」レビュー

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ファームハウス

さて今回は、Phish(フィッシュ)の「Farmhouse」をレビューします。
Phish(フィッシュ)はアメリカのロックバンド。
ライブでのジャム演奏を得意とする、非常に有名なバンドです。いわゆるヒッピーミュージックですね。聴いていてどんどん気持ちよくなる音を出すバンドです。

Phish 「Farmhouse」レビュー

Phish (フィッシュ)の「Farmhouse」は2000年発売のスタジオアルバム。
古き良きアメリカン・ロックをベースに、泣けたり楽しかったり、歌メロの表現はかなり幅広いです。
しかしながらどの曲も心地よさを非常に大切にしており、心温まるアルバムです。これは名盤。


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では全曲レビューします。

1.Farmhouse

アルバム冒頭からいきなり泣けるメロディのナンバー。
完全にカラッとしたアメリカン・ロックながらもメロディが素晴らしい。
サビ部分はボブ・マーリーのオマージュですかね。今にもno woman no cryと言ってしまいそうなメロディです。
サビ後のブレイクからのワウを効かせたギターも心に沁みますね。
名盤の予感を感じさせるオープニングナンバー。

2.Twist

民族調のリズムに、ベースのフレーズはボーカルで表現しているんですかね?
不思議なイントロから始まるロックナンバー。
メロディアスな曲が多いこのアルバムでは珍しく、歌メロに頼らないカッコイイ路線の曲です。
ワウの効いた歪んだギターソロも聴きどころ。

3.Bug

ギターのブラッシングとキーボードのフレーズが心地よいイントロ。
歌メロディもしっとりと優しく、コーラスワークも素晴らしいです。
サビ前からはオーバードライブの効いたギターが入り、ロックな展開に。
ラストの「It doesn’t matter〜」の連続は多重コーラスも効果的で、こちらもかなり熱くなります!

4.Back On The Train

不協和音を交えたテンポ速めのカントリー調ナンバー。
アコースティックギターのコード弾きをアクセントに、忙しく言葉の詰まったボーカルとコーラスがいい感じ。
ソロ部分はキーボードですかね?スライドギターのような音で、カントリー感を増してくれます。

5.Heavy Things

これも冒頭のメロディから名曲確定。軽快なリズムにコード感。楽しい。
これを聴いて身体が動かない人はそうそういないでしょう。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、ボーカル、全てが心地よい音。全く邪魔する音も、ハズした音もなく、とにかく気持ちよく聴けるアメリカンロックナンバー。
ラストのギターソロ部分も最高!

6.Gotta Jibboo

引き続き軽快なロックナンバー。
ファルセット混じりのボーカルがまたいいですね。
こちらもちょっとカントリーの匂いのする、古き良きロック。
ピアノのトリルを使ったフレーズなんかが雰囲気出ています。
中盤のジャム部分でのキーボードのスペーシーな飛び道具的な音もグッド。
このジャム部分はギターもベースもいい味出しています!

7.Dirt

クリーントーンのエレキギターのコード弾きと口笛から始まるバラード。
ボーカルは囁くように優しく語りかけてきます。
キーボードもギターも曲のもつ雰囲気を壊さず、引き立てる音。
間奏のジャム部分はベースのハイポジフレーズやギターの速いアルペジオなどでだんだん高揚感を煽ってきます。
この曲はボーカルよりも演奏がメインと言えるでしょう。

8.Piper

ギターとピアノのアルペジオの絡みが非常に美しいイントロ。イメージは朝の森林浴ですね。
そこからだんだんラフなカッティングになり、いつのまにか軽く歪んだフレーズに。
リズムもだんだん早くなり、どんどん盛り上がってきます。
その上に乗っかるボーカルは言葉を詰め込んだラップ調。
その後はスピード感溢れるジャムに突入。
ギターは速弾き、ドラムもベースもキーボードもテンション全開!
なんだこれ!カッコイイ!ほかに言葉はありません。

9.Sleep

アコースティックギターをメインに、リズム隊の入らないバラードナンバー。
コーラスワークも素晴らしく、メロディがとにかく美しい。
メロディに隠れがちですが、ギターのフレーズもカントリー調でシブめなベテランの味。
たった2分ほどの曲ですが、しっかりと心に残る1曲。

10.The Inlaw Josie Wales

こちらもアコースティックギターのフレーズが美しいインストナンバー。ハーモニクスを混じえたフレーズが非常にニクいですね。
トミー・エマニュエルあたりが演奏してもおかしくない曲です。
Phish(フィッシュ)は演奏技術も非常に高いことがよくわかる1曲です。

11.Sand

前2曲とはガラッと変わり、カッティングが印象的なファンク調のナンバー。
ボーカルは少し遠くで歌っているようなアレンジ。歌メロもあまりなく、どちらかというとラップっぽい感じですね。
いずれにしても横ノリで身体を動かしたくなる曲ですね!

12.First Tube

ラストはポストロックばりのインストナンバー。ドラムンベース調のリズム隊に、ギターの単音フレーズが乗っかるイントロ。
ギターの単音フレーズはリズムを無視するかのように自由でありながら、ちょっと怪しげ。
最後はなんとも言えない幸福感を感じるジャムに突入。そこかしこで速弾きなんかも聴こえますが、それが非常に心地よいサウンド。
幸福感の余韻を残してアルバムは終了。

レビュー総括と感想

どこからどう聴いてもこれは名盤でしょう!
ジャムとかヒッピーとか細かいことを抜きにしても単純に音楽としての完成度が高すぎです。
かといってマニアックなわけではなく、あくまでベースはアメリカン・ロックなので音楽オタクでなくても「いいアルバム!」と思える音だと思います。

とにかくひとつひとつの音が全て心地よく、全く不快な部分がないんです。
気持ち良さを追求するとこういう音になるんですかね。

また、演奏技術も非常に高いので、バンドマンや楽器経験者も楽しめるでしょう。
アメリカン・ロックをベースにしているとお伝えしましたが、ところどころでその他色々な音楽の影響も感じられますので、飽きずに聴ける1枚です。
Phish(フィッシュ)の「Farmhouse」文句なしにおすすめです。

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