【洋楽アルバム】Travis「The Man Who」レビュー

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The Man Who

さて今回は、Travis(トラヴィス)の「The Man Who」をレビューします。
Travis(トラヴィス)はスコットランドの4人組バンドです。
ザ・UKロックなサウンドに、どの曲を聴いても圧倒的に美しいメロディが最大の特徴のバンドです。

Travis「The Man Who」レビュー

Travisの「The Man Who」は1999年発売の2ndアルバムです。
幻想的でメランコリックな演奏に、とにかく「美しい」以外の言葉が思いつかないメロディと、フラン・ヒーリィの声。この世界観は聴いてもらう他ありません。


では全曲レビューします。

1.Writing To Reach You

しょっぱなからTravis(トラヴィス)の世界観全開のオープニングソング。
フラン・ヒーリィの美しい声に極上のメロディ。演奏はザ・UKロック。
目を惹く展開はありませんが、圧倒的な美メロと声に引き込まれる1曲。

2.The Fear

マイナー調コードのギターのリフから始まるメランコリックナンバー。
相変わらずの良メロですね。
サビはほんの少し明るさを感じるメロディです。
しかし、フランの繊細な声は圧巻ですね。囁くように壊れそうに美しい。

3.As You Are

幻想的なギター、ベース、ドラムにシンセなども重なっていくトラック。
ギターソロで男らしいロック感が加わります。
ボーカルも基本的には幻想的な雰囲気ですが、ところどころで声をはりあげる部分もあり、ロックなカッコよさも感じられる1曲。

4.Driftwood

アコースティック・ポップソング。
イントロは透明感あるマイナー調なギターから始まりますが、ボーカルが入ってからは徹底したポップソングに。
明るさの中に若干の影は感じる、Travis(トラヴィス)の得意なメロディですね。ついつい口ずさみたくなる、非常に良質な1曲。

5.The Last Laugh Of The Laughter

ピアノとアコースティックギターの絡みが美しいバラード。
リズム隊の音はなく、とにかく美しい。
フラン・ヒーリィのボーカルも優しく、ファルセット混じりの繊細に歌いあげます。
心に染み込んでくる1曲。中盤の間奏とラストはリズム隊も入り、やや不穏な空気になるものの、やはりこの美しさはTravis(トラヴィス)にしか出せません。

6.Turn

非の打ち所がない、UKギターロックのお手本のような1曲。
浮遊感と男らしさが共存した曲。
特にサビのメロディはフラン・ヒーリィの地声でのハイトーンボイスが染み渡ります。
また、ギターの低音弦のチョーキングなんかもロック魂を感じてグッときますね!

7.Why Does It Always Rain On Me?

軽快なポップソング。
クリーントーンのエレキギターとアコースティックギターのコードストロークが重なり、非常に気持ちいい音。
そのうえに乗っかるフラン・ヒーリィの伸びやかなボーカルは、爽快感しか残りません。
サビの後にさらにもうひとつメロディがあるのがいいですね。
「Oh where did the blue sky〜」の部分はハイトーンボイスが光りますね。良曲。

8.Luv

アコースティックギターにブルースハープ。ノスタルジックなイントロから、繊細に囁くようなボーカルが重なる感動的なバラード。
ファルセットを使ったハイトーンから、地声のロートーンまで、幅広く音を使ったメロディは非常に美しくかつメランコリック。
この曲を流したとたんに空気が変わり、別次元に引き込まれます。

9.She’s So Strange

Travis(トラヴィス)流のひねくれポップソングといったところでしょうか。
冒頭の「She’s So strange」から、珍しくちょっとバカっぽい音程のボーカル。
バックのエレキギターも、ちょっとサーフっぽいフレーズがあったりと、楽しげなナンバーですね。
それでも持ち味の悲しげなメロディも顔を出す、不思議な1曲。

10.Slide Show

ラストはアコースティックギターの弾き語り。
車に乗る音や波の音なんかがバックに流れており、美しいメロディと合わせて映画でも観ているかのような気分になります。
このメロディこそがTravis(トラヴィス)の真骨頂。
ここまで美しいメロディを書くバンドは他にいないでしょう。
超がつくほどの名曲。

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レビュー総括と感想

どこをとっても美メロ揃いの名盤。
良く言えばTravis(トラヴィス)ならではの音が確立されていると言えますが、悪く言うと全曲同じに聴こえます。
私のように美メロ曲が大好きな人は非常に楽しめ、引き込まれるアルバムですが、人によっては通しで聴くと飽きるかもしれません。
あとはすべての曲のレベルが高すぎるがゆえに、キラーチューンがないと感じてしまうかもしれません…。
(実際どれでもリードトラックと言えるほどの曲ばかりなんですけどね。)

基本的には圧倒的に美しいメロディとフラン・ヒーリィの透明感あふれる声を軸に、演奏も一貫して美しさを追求しています。
歪んだギターでさえ、美しい。それ以外に形容する言葉が見つかりません。
Travis(トラヴィス)の「The Man Who」文句なしにおすすめです。

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