【洋楽アルバム】Weezer 「Pinkerton」レビュー

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Pinkerton

さて今回は、Weezerの「Pinkerton」をレビューします。
Weezerは、リヴァース・クオモ率いるアメリカのパワーポップバンドです。
泣きが入りまくりの切ないメロディと、ディストーションギターのパワフルな演奏が売りの、誰もが虜になる音を出すバンドです。

Weezer 「Pinkerton」レビュー

Weezer の「Pinkerton」は1996年発売の2ndアルバムです。
1stからの勢いはそのままに、今作も良質メロディがてんこ盛りです。
リヴァース・クオモの時に優しい、時に激しいボーカルは飽きることなくずっと聴いていたくなります。


では全曲レビューします。

1.Tired Of Sex

シンセとベースから始まるリフが印象的なロックナンバー。
リヴァース・クオモの淡々とした声とは裏腹に熱さがこみあげてきます。
それに応えるかのように、ボーカルも
1オクターブ上のメロディを叫ぶように歌い出し、そこからは勢い全開に。
このワケのわからない勢いこそがWeezerなんです!

2.Getchoo

深く歪んだギターのコード弾きに不気味なシンセのイントロ。
Weezer流のハードロックといったところですかね。
激しめの曲ではありますが、やはりメロディはリヴァース節。深く考えずに楽しみたい1曲。

3.No Other One

ツインギターが絡み合うイントロから始まるポップソング。
リヴァース・クオモのボーカルは囁くように優しいが、サビは力強いメロディに。それに応えるかのように歌いっぷりも力強くなります。
終盤のユニゾンで歌うところは微笑ましいですね。

4.Why Brother?

ザ・パワーポップ。
聴いた瞬間ウィーザーの曲とわかる展開とメロディ。
2分ほどであっという間に終わってしまいますが、ギターソロや、ラストのコーラスとの掛け合いなど、聴きどころの多い曲。

5.Across The Sea

これはアルバムの中でもかなりメインを張れる曲と言えるでしょう。
イントロのピアノから涙が溢れてしまいそう。
優しく温かく染み込むリヴァース・クオモのボーカル。
この泣きメロと荒削りなパワーポップ感の組み合わせはこの人しか書けませんね。ラストのファルセット混じりのメロディなんかはもう堪りません。
間奏のエモい演奏も非常にカッコいい。かなりの良曲。

6.The Good Life

こちらもグッドソングとしか言いようのないロックナンバー。
だんだんサビに向けて盛り上がる感じはかなりの高揚感です。
そしてサビのメロディ。やはり極上です。ギターのガシャガシャした音も心地よい。ごく控えめに言って、メチャクチャカッコいいです。

7.El Scorcho

ヘンクツポップソング。
イントロのギターのフレーズからなんかヘンなフレーズです。
ボーカルはラップ調ですが、サビになればちゃんとポップしてます。
サビ後はスピード感溢れるパンクな展開になるのも楽しい。
ヘンクツソングが駄曲にならないのがWeezerの素晴らしいところ。

8.Pink Triangle

オルゴールのような優しいイントロから始まる泣きメロ全開のギターロック。
難しいことはありません。いいコード、いいメロディ、いい声。ただそれだけ。
それでWeezerらしさがこの上ないほど出るんです。これでいい。いや、これがいい。

9.Falling For You

キレイなアルペジオから始まるロックナンバー。
この曲は基本的に低音でのボーカル。
声を張り上げたりしない分、やや地味な印象ですが、メロディはしっかり泣けます。
ギターソロの絡みなんかもかなり秀逸で、聴きどころは多い1曲。

10.Butterfly

アコースティックギター弾き語りナンバー。
優しい音、優しい声、優しいメロディが一体となり、心にスッと染み込んでくる名曲。
アコースティックギターのシンプルな演奏にすることで、メロディの良さがさらに際立ちます。
これ以上何を求める?

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レビュー総括と感想

Weezerには駄作というものがありません。
このアルバムも、「そりゃ愛されるわな」と思える曲ばかりの名盤。
淡々と歌ったり、感情を込めて歌ったり、曲や場面に応じて歌い方は変わりますが、一貫して良質メロディを紡ぎ出すリヴァース・クオモ。
演奏は難しいことはしていませんが、聴いているこちらも一緒に熱くなれる熱量。

1stの「Say It Ain’t So」などのスタジアム級の大合唱ソングはありませんが、どの曲も粒ぞろいで、20年経った今でも色褪せることはありません。
特に「Across The Sea」から「The Good Life」の流れはこのアルバムのハイライトと言えるでしょう。泣き混じりのエモいパワーポップをやらせたらWeezerの右に出るものはいません。「Weezer」というジャンルを確立してしまっていますね。最高です。
Weezerの「Pinkerton」おすすめです!

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