【洋楽アルバム】Radiohead 「Amnesiac」レビュー

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Amnesiac

さて今回はRadiohead(レディオヘッド)の「Amnesiac」をレビューします。
Radiohead(レディオヘッド)は言わずと知れたイギリスのロックバンドです。
完全にロックの枠を飛び出して、もはや「Radioheadというジャンル」と言っても過言ではないほどのインパクトあるバンドです。
ボーカルのトム・ヨークのカリスマ性とギターのジョニー・グリーンウッドの多彩な演奏を中心に奏でる楽曲たちは素晴らしいの一言。
私も大ファンです。

Radiohead(レディオヘッド)の「Amnesiac」レビュー

Radiohead(レディオヘッド)の「Amnesiac」は2001年発売の5thアルバムです。
前作「KID A」で与えた衝撃をそのまま引き継いだ、エレクトロ要素に陰鬱なメロディを乗せたアルバムです。
最初はちょっととっつきにくい印象を与えるかもしれませんが、よく聴いていくうちに、引きずり込まれる1枚です。

では全曲レビューします。

1.Packt Like Sardines in a Crushd Tin Box

民族調のリズムから始まり、シンセの電子音が足されていくエレクトロ・ナンバー。
電子音の冷たく暖かい音が非常に心地よく、それに乗っかるトム・ヨークの感情を殺した囁くようなボーカルがさらに気持ち良さを加速させます。
色々な音が散りばめられた緻密な1曲。

2.Pyramid Song

これはRadiohead (レディオヘッド)以外は誰も書けない曲ですね。
ピアノ弾き語りにバックでSE的な効果音が鳴る、不穏ながらも美しいナンバー。
リズムといい、コードといい、メロディといい、今まで聞いたことのない1曲。
これぞRadiohead (レディオヘッド)と言える曲です。

3.Pulk/Pull Revolving Doors

ザラザラした質感のインストナンバー。ロボットボイスが時折入りますが、ボーカルはなく、淡々と不気味なトラックが流れます。

4.You And Whose Army?

優しいクリーントーンのギターに、不気味なコーラス。
トム・ヨークのボーカルは優しく囁くようで、心地よさを感じます。
ウッドベースも響きも非常によく、ロッキンチェアーに揺られて聴きたい。
ラストはピアノとドラムも入り、ビッグバンドジャズのような展開に。

5.I Might Be Wrong

程よく歪んだギターのリフ一発で進んでいくロックナンバー。ライブでも定番曲ですね。
ライブだとかなりのハイテンポですが、スタジオバージョンはゆっくりめのテンポ。
打ち込みのドラムに、動き回るベースフレーズ、ギターのブラッシングも聴きどころ。
トム・ヨークのボーカルは相変わらず暗いですが、メロディはしっかりあり、繊細で心地よい。
細かい音一つひとつじっくり聴きたい1曲。

6.Knives Out

トム・ヨークのアコースティックギターにジョニー・グリーンウッドのアルペジオ。Radiohead (レディオヘッド)の得意パターンですね。
なかなか聴けないコード感ですが、妙な心地よさを感じます。
トム・ヨークのボーカルもこのアルバムの中では元気が感じられます。
バンドサウンドながら、ただのロックにおさまらないのはさすが!

7.Morning Bell/Amnesiac

前作「KID A」にも収録されていた曲のアレンジ違い。
アコースティックギターの響きにベルの音など、少し幻想的になりましたかね。トム・ヨークの美しい歌声がマッチします。

8.Dollars &Cents

ベースのイントロから、ボーカルとユニゾンする不気味なシンセの音。
やはり一貫して暗く陰鬱です。
ファルセットボイスに、後ろで叫ぶようなコーラスも不穏さを煽ります。

9.Hunting Bears

ギターのインストナンバー。
不思議な音階に不思議な音色。後ろで聴こえるSE音も、波のように聴こえたり、ただの雑音に聴こえたり。
そんなことを考えている間にあっというまに終わってしまう1曲。

10.Like Spinning Plates

リバースディレイがかかった、わけのわからないフレーズが延々続きます。
でもそれが心地よい。この曲が成り立つのは、やはりメロディが非常に美しいから。
トム・ヨークのファルセット混じりの声が不気味に不穏な雰囲気にとにかくよく合います。
ライブではピアノの弾き語りで演奏したりしますが、壊れそうに繊細な美しさが感じられる1曲です。

11.Life In A Glass House

ラストはビッグバンドジャズナンバー。
なんだかいきなり違うアルバムが始まったかのよう。
このアルバムの中では1番聴きやすいかもしれません。
特にラストのホーン隊の音とトムの叫ぶようなボーカルは非常にカッコいい。

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レビュー総括と感想

前作「KID A」と同じ時期に録音されたこともあり、「KID A」の流れをくむアルバムです。
とにかく陰鬱。ダメな人はとことんダメでしょうね。
しかしながら、Radiohead (レディオヘッド)特有の陰鬱ながらもどこか救いも感じるメロディもあり、何度か聴いているとハマって抜け出せなくなる1枚です。
特に2曲目の「Pyramid Song」の破壊力は凄まじい。どうやってこの曲を作ったのか教えてほしいレベルです。
アルバム全体としては、「KID A」よりもバンドサウンドが増えた印象ですね。でもいわゆる「ギターロック」というわけでなく、あくまで「曲調はダークで陰鬱なエレクトロニカで、演奏は生楽器を使った」という感じです。
Radiohead (レディオヘッド)の世界観が好きな人は間違いなくハマるアルバムです!
Radiohead(レディオヘッド)の「Amnesiac」おすすめです。

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