【邦楽アルバム】GRAPEVINE 「From a Smalltown」レビュー

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From a smalltown

さて今回はGRAPEVINE(グレイプバイン)の「From a Smalltown」をレビューします。
GRAPEVINE(グレイプバイン)は日本のロックバンド。この記事を書いている2017年時点で既に20年超のキャリア。
洋楽のようなロックに文学的なパンチの効いた日本語歌詞と、ボーカル田中和将の声がマッチする、非常に魅力的なロックバンドです。

GRAPEVINE「From a Smalltown」レビュー

GRAPEVINE(グレイプバイン)の「From a Smalltown」は2007年発売の8thアルバムです。
若手のような勢いのあるロックナンバーからベテランらしい味のある曲まで、GRAPEVINEの持ち味がしっかりと楽しめる良曲揃いのアルバムです。

では全曲レビューします。

1.FLY

これほどアルバムの1曲目にふさわしい曲もなかなかないでしょう。
サビの「風 読め」からの高揚感はただ事ではありません。
歌詞も「イヤっちゅう程 思い知った」など、田中和将節が全開。
爽快なロックチューン。

2.ランチェロ’58

エレキギターのコードストロークに重なるピアノ、アコギ、スライドギター。それぞれの音が非常にクリアに聴こえてきます。
ちょい暗めのメロディも曲によく合い、ハイトーンの部分が特にグッときます。

3.スレドニ・ヴァシュター

イントロのギターのリフの音からゾクッとするダークなロックナンバー。
リフ一発でグイグイ押し込んできます。
クライマックスは「神の御前ぞ 我がスレドニヴァシュター」の部分ですね。田中和将のシャウトってなんでこんなにカッコいいんでしょうか…

4.smalltown,superhero

美しいメロディのロックバラード。実質タイトル曲ですね。
田中和将の伸びやかなボーカルがグイグイ心に刺さってきます。
ロングトーン歌わせたら右に出るものはいないですね。
演奏も歌を引き立てる音たち。
このようなバラードの時のキレイな声と、ロックナンバーのダミ声のギャップも魅力。

5.I must be high

ロックナンバー。エレキギターのリフがカッコいい。「ブサイクと童貞ばっか」など、魅力的な歌詞も聴きどころ!(歌詞カードには違う表記ですが…)
これは盛り上がる曲。

6.ママ

ダークなバラードソング。悲しげなメロディにクリーントーンのギターのアルペジオがさらに切なさを加速させます。サビにはコーラスも入り、田中和将の声が染み渡ります。
時折入るドラムンベース的なスピード感あるドラムもグッド。

7.COME ON

タイトなドラムと細切れなベースフレーズから始まるロックナンバー。
序盤は非常に淡々と語るようなボーカル。「人殺し以外なら わりとなんてことはない」などの歌詞もよい。
サビになると一変してロック調に。お得意の裏声混じりのシャウトがカッコいい!

8.インダストリアル

オシャレなコード感のギターストロークに、動き回るベースフレーズが魅力な横ノリナンバー。
GRAPEVINE(グレイプバイン)流のファンクナンバーといったところでしょうか。
終盤は転調しまくりでゾクゾクします。

9.指先

イントロのギターの音からヤラれるロックナンバー。こういう哀愁漂うメロディはGRAPEVINE (グレイプバイン)の18番ですね。
かなり泣けるメロディです。
2本のギターの音の棲み分けもバッチリで聴いていて非常に心地よい。

10.FORGEMASTER

怪しげなベースにドラムのリムショット。ディレイのかかったギターが拍車をかける、ダークなロックナンバー。
サビ前のブレイクからのギターカッティング→サビのがなりたてるメロディの流れはカッコいいの一言。
間奏は歪んだギターの壁にカッティングも鳴っていて、かなりカオス。
そこからまたサビにつながる流れもグッド。

11.棘に毒

お得意の哀愁漂うロックナンバー。
サビのメロディは特に極上。コレ系のメロディ書くバンドは他にいない気がします。
聴いた瞬間に「あ、バインの曲ね」とわかるのは、自分たちのスタイルを持っている証拠に他ならないですね。

12.Juxtaposed

ラストは完全なるカオスナンバー。
ひたすら続く暗めのアルペジオをベースに各楽器がやりたい放題で絡みつきます。それでいてメロディはしっかりあるのが凄いです。
ポストロックのカテゴリに入ってもおかしくない1曲。
カオスな空気のままアルバムは終了。

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レビュー総括と感想

非常にレベルの高い曲揃いのアルバムです!
中でもやはりボーカル田中和将の声が圧倒的ですね。美しく歌い上げるバラードも、ロックナンバーのシャウトもこなすのはさすがの一言!
特にロングトーンの伸びは極上ですね。
田中和将のシングルコイルジャキジャキ系のギターと西川弘剛の太くて甘い音の融合が気持ちよいです。
あとはメロディですね。GRAPEVINE (グレイプバイン)特有の哀愁漂うマイナー調メロディが非常に心地よいアルバム。
これはかなりの名盤と言えるのではないでしょうか!
GRAPEVINE(グレイプバイン)の「From a Smalltown」おすすめです。

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