【邦楽アルバム】斉藤和義 「月が昇れば」レビュー

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月が昇れば

さて今回は斉藤和義の「月が昇れば」をレビューします。
もともとシンガーソングライターとして、「歌うたいのバラッド」や「歩いて帰ろう」などの有名曲で、それなりに名前は通っていたと思いますが、このアルバム収録の「やぁ 無情」あたりからかなり人気が上がってきた印象です。
やはり普通の人々が聴いてグッとくるメロディと歌詞が認められたんでしょうね。優しく暖かいメロディと歌詞は唯一無二のものです。

斉藤和義 「月が昇れば」レビュー

斉藤和義の「月が昇れば」は2009年発売の13thアルバムです。
明るくストレートなロックナンバーに元気を与えてくれる歌詞が多く、かなり聴きやすい1枚です。
誰にでもオススメできるアルバムですね。

では全曲レビューします。

1.COME ON!

勢いのある明るいロックナンバーで幕開け。これは最高のオープニングナンバー!
特に歌詞がいい。サビの「逃げだすより悩んで」などはかなりグッときます。
爽快でスカッとする演奏とメロディ。
落ち込んだ時や、やってられないに聴くと元気をもらえる曲です。

2.LOVE & PEACE

ギターのリフが気持ちいい、ちょっとマイナー調のロックナンバー。
しょっぱなの歌詞「ジャンキーの戯言だよな」からもうクールです。
勢いだけで押すのかと思いきや、よく聴くとひとつひとつの楽器の音がクリアに聴こえて非常に気持ちよい。
ただのロックではありません。

3.映画監督

三拍子でややマイナー調のメロディ。歌詞は「自分が監督で映画を撮るなら」という、斉藤和義の言葉を借りれば「妄想系」。
悲しいような、楽しいような不思議なメロディに演奏。

4.ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー

ドラムとギターの軽快なりふから始まる明るいロックンロールナンバー。
タイトルどおり、の歌詞で完全なる応援ソング。元気がないとき、落ち込んだときに聴くと非常に良いです。
「命取られる わけじゃない」などの歌詞が素晴らしい!この歌詞にマッチするメロディがまたいいんです。

5.後悔シャッフル

打ち込みドラムにピコピコシンセ。初期ムームあたりがやりそうなイントロ。
このアルバムの中では変化球的なトラックですね。ミニマルな感じが心地よい。
サビとラストはロックっぽくなり、ボーカルも熱さが出てきます。アルバムの彩りを添える1曲ですね。

6.やぁ 無情

アリナミンのCMソングで、聴いたことある人が多いと思われるシングル曲。
タイトルの時点で「ヤラれた!」という感じです。
イントロのギターのコードストロークから始まる歌はややラップ調で、歌詞がグイグイ入り込んできます。
サビのメロディと「どんなに頑張ってみても」の歌詞のマッチ感は極上です。
これはおすすめ。

7.天国の月

メロディアスなアコースティックナンバー。
斉藤和義のハイトーンボイスが歌う優しいメロディに浸れる1曲。
アコースティックギターの響きに低音のストリングスなど、豪華な展開で分厚い音になりつつもメロディアスで綺麗な部分を壊さない曲です。

8.Phoenix

マイナー調のロックナンバー。
メロディはあまり重視せずにひたすら歌詞をがなりたてるイメージ。
個人的にはあまりグッとこない曲です。

9.Bitch!

攻撃的なアコースティックロックナンバー。
「うるせー!うるせーんだ!!」の部分はついつい一緒に歌いたくなる男の歌詞!これはスカッとする1曲!

10.Summer Days

懐かしいような夏の日。
アコースティックギターの煌びやかな音がノスタルジーを感じさせる。
曲自体はスピード感のあるテンポで、サビの「Oh Summer Days〜」からのボーカルはロックな魂も感じられる。
「ファンタグレープはじけた」等の歌詞のノスタルジーとロックが融合した良曲。

11.ハローグッバイ

スローテンポの3拍子バラード。粒が細かく歪んだギターのコードストロークが気だるさを出す演奏。
歌メロはだるさはなく、淡々と歌うイメージ。
「ハローグッバイ」の歌詞部分の多重コーラスがグッときます。
演奏もいろんな音を重ねており、壮大な1曲。

12.アンコール

優しいピアノバラード。
冒頭の「どこへ行こうか お酒も飲みたいから たまには歩いていかないか」の歌詞と悲しげで泣けるメロディですでにヤラレてしまいます。
ひたすらに美しい良メロに斉藤和義の優しい声。それとピアノ。それ以外何もない。何もいらない。
暖かい優しさの余韻でアルバムは終了。

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レビュー総括と感想

これはかなりレベルの高いアルバムです。
シングル曲の「COME ON!」「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」なんかはストレートなロックに斉藤和義特有の元気づけられる歌詞がマッチ。
また、同じくシングル曲の「やぁ 無情」は思いが届かないもどかしさを歌う切なさに共感できます。
その他にもメロディアスなバラードも充実しています。バラード以外の曲も、かなりメロディを大切にしているアルバムだと思います。
もちろん歌詞も相変わらずの斉藤和義節です。
細かい言葉のひとつひとつがハッとさせられるんですよね。
聴くたびに気になる言葉が出てきて、それが快感になります。
バランスも非常によく、誰が聴いても感動できる、数少ないアルバムかと。
斉藤和義の「月が昇れば」全力でオススメです。

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