【洋楽アルバム】Radiohead 「KID A」レビュー

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Kid A [国内盤 / 解説・日本語歌詞付] (XLCDJP782)

さて今回はRadiohead(レディオヘッド)の「KID A」をレビューします。
Radiohead(レディオヘッド)はイギリスの5人組バンドです。
バンドサウンドの枠にとらわれず、自分たちの気に入った音ならなんでも取り入れるバンドです。
また取り入れた音のセンスが抜群なんですよね。バンドマンなら誰でも嫉妬するような音を鳴らし続ける、世界最高峰のバンドです。

Radiohead「KID A」レビュー

Radiohead(レディオヘッド)の「KID A」は2000年発売の4thアルバムです。
Radiohead(レディオヘッド)の作品の中で、1番インパクトのあるアルバムと言えるでしょう。当時は「衝撃の問題作」といった扱いだったと思いますが、今となってはRadiohead(レディオヘッド)の代表作ですね。
陰鬱な空気感はそのままに、前作「OK Computer」からさらにディープなエレクトロ路線にのめり込んでいったアルバムです。

では全曲レビューします。

1.Everything in Its Right Place

Radiohead (レディオヘッド)の代表曲と言える、エレクトロナンバー。
暖かみのあるシンセの音に無機質なトム・ヨークのボーカル。レディオヘッドらしい陰鬱なコード感に左右から聴こえるノイズ。
これはまぎれもない世紀の名曲。

2.Kid A

激しさのないエレクトロナンバー。
暖かみのあるシンセの音は健在。低音のトム・ヨークのボーカルにドラムも入り、ポップとまでは言えませんが、意外と聴きやすい1曲。

3.The National Anthem

ここでようやくバンドサウンドに。これもライブの大定番曲ですね。
歪んだベースのイントロが全て。こんなにシンプルなのに高揚させられるリフが他にあるでしょうか?いや、ない!
管楽器の暴れ具合もかっこよく、トムヨークのボーカルはほぼメロディのないものですが、後半になるにつれ、熱くなっていくのがわかります。
ライブで大盛り上がりになるのも納得。まぎれもなくロック。

4.How to Disappear Completely

ダークでスローなアコースティックバラード。メロディはとにかく暗く、時折奏でるノイズがさらに不安を煽ります。
暗く陰鬱なんですが、全く救いがない感じではないんですよね。曲調は違えど、この感じは「The Bens」収録の「Street Spirit 」に通ずるものがあるかもしれません。
じっくり入り込めて、個人的にはかなり好きな曲。

5.Treefingers

インストナンバー。リズムなし、メロディなしの不思議な曲。
若干ヒーリングミュージックっぽさがあり、暗い部屋で一人で入り込んで聴きたい1曲。

6.Optimistic

6曲目にしてエレキギターのコードストロークが登場。
サビでのトム・ヨークのファルセットと、階段をのぼるようなベースラインがほんの少しの救いを感じます。
無機質な音が多いアルバムの中で、人が演奏している熱さを感じることができる曲。

7.In Limbo

暖かいエレキギターのアルペジオが続く、浮遊感溢れる1曲。
じっくり聴いていると、リズムがよく分からなくなり、それでも続く浮遊感に頭がおかしくなりそうです。
このアルペジオと浮遊感はRadiohead (レディオヘッド)にしか出せない世界です。
ラストのカオスな感じから次の「Idioteque」につながる流れは必聴!

8.Idioteque

こちらもライブで大盛り上がりの曲。スタジオ版はおとなしいアレンジですね。
打ち込みドラムに不安なシンセの音に淡々としたトム・ヨークのボーカル。
音自体は非常にシンプルなのに、グッと引き込まれます。
スタジオ版は繊細なボーカルが楽しめますが、ライブの熱さは尋常ではありません!

9.Morning Bell

イントロから変拍子炸裂。
おかしなリズムなのに、キーボードの暖かい音、ベースの優しいフレーズ、トム・ヨークの美しいボーカルなどであまり違和感は感じません。
中盤から入ってくるギターも変態度全開ながら曲を壊さずあくまで味付け程度。完成度の高い1曲。

10.Motion Picture Soundtrack

優しく暖かいオルガン弾き語り。
教会で聴こえてきそうなオルガンの音に包み込むように優しいトム・ヨークの声。感情は出しませんが、メロディも泣き系。
優しく壮大なイメージのままアルバムは終了。

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レビュー総括と感想

「難解なアルバム。トム・ヨークに至ってはほぼ歌っていない」というような感想を見かけますが、個人的にはそうは思いません。
「The Bens」や「OK Computer 」に比べるとメロディアスな曲が無いのは確かですが、3曲目「The National Anthem」や6曲目「Optimistic」なんかは確かに熱いロック感を感じることが出来ます。
全体的に変拍子だったり、トリッキーなノイズが多いので1回目は聴きにくさを感じるかもしれませんが、何度も聴いていくうちに、心地よく、なくてはならないアルバムになっていきます。これは文句無しの超名盤です。
Radioheadの「KID A」おすすめです。

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