【洋楽アルバム】Muse 「Showbiz」レビュー

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Showbiz

さて今回は、Muse(ミューズ)の「Showbiz」をレビューします。
Muse(ミューズ)はイギリスの3ピース・ロックバンドです。
フロントマンのマシュー・ベラミーが奏でるラウドな激歪みギターとファルセットボイスに、スペーシーさやシンフォニックさが混在した演奏は他の誰にも真似できません。

Muse(ミューズ) 「Showbiz」レビュー

Muse(ミューズ)の 「Showbiz」は1999年発売の1stアルバムです。
これが1stとは、当時は「まぁとんでもないバンドが出てきたなぁ」という感じですね。
声だけで言うとRadioheadのフォロワーっぽく感じがちですが、曲はまるで違います。
メタルの様式美っぽさがあったり、宇宙にトバされそうな展開があったりと、一言で言うとかなり変態です。

では全曲レビューします。

1.Sunburn

クラシック曲のような悲しげなピアノイントロから始まる1曲目。
芝居がかったように大げさなボーカルも相まって、非常に壮大な世界観。
ワーミーペダルを多用したスペーシーなギターソロや堂々としたボーカルなど、デビューアルバムの1曲目とは思えない完成度。

2.Muscle Museum

シンセベースとギターのイントロが何やら宗教的な1曲。
1曲目に続き、ドラマチックで壮大な展開。
やはりここも特筆すべきはマシュー・ベラミーのボーカルでしょう。ファルセット混じりの力強く、訴えかけてくるような声はグイグイ心を掴みにきます。

3.Fillip

歪みまくりのギターのイントロがスカッとくる、勢いのあるギターロック。
ここにきてポップな歌メロもグッド。
中盤のピアノパートは美しさとダークさが混在し、そこからまたディストーションギターが入ってくる下りはゾクゾクします。これはかなりカッコいい!

4.Falling Down

Muse流のブルースソングといったところでしょうか。
クリーントーンのギターフレーズとマシュー・ベラミーの繊細なボーカルの絡みが非常にキレイ。
メロディも秀逸で、特に歌メロディをなぞるチョーキングが気持ちいい。

5.Cave

ヘヴィロックばりの重めのギターリフ。ヘヴィでありながらも、歌メロなどで聴きやすさは損ないません。
ラストは明るいコード感での轟音ギターで終了。

6.Showbiz

音数は少なめアレンジのタイトル曲。
序盤はタムとベースのリズムに同じ歌メロディが繰り返される、緊張感のある展開。
そこからコード感が加わり、バンドサウンドへ。ボーカルも得意のファルセットを惜しげもなく発揮!
これはカッコいいですね。

7.Unintended

アコースティックバラード。美しいメロディにファルセットボイス。
これだけシンプルなのに独特の世界観は健在です。大げさなほどのドラマチックさですが、それも魅力です。

8.Uno

イントロのギターの音はどうやって出しているのかわかりません…。
ちょっと昭和歌謡っぽさを感じる、なぜか親しみを感じるナンバーです。

9.Sober

アルバムの中ではドラマチックさが抑え気味で聴きやすめのギターロック。
ギターの音はヘヴィロックばりのラウドな音ですが、サビのマシュー・ベラミーのファルセットと、オクターブ下のコーラスでキャッチーさもあり、などで聴き疲れはなし。

10.Spiral Static

序盤の低音ボーカルがダークな雰囲気を醸し出し、左右から聴こえるコーラスも不気味さを演出。これも過剰なほどのドラマチック感。
このバンドは本当に中途半端さがなく、振り切れてます。

11.Escape

珍しく静かにポップに始まるナンバー。コーラスも美しい。こんなメロディも書けるんですね。
サビはいつものラウドに歪むギターが炸裂しますが、メロディは泣ける。
ゴリゴリのミューズワールドが好きな人には物足りないかもしれませんが、これはかなりの良曲。

12.Overdue

小気味いいギターロック。イントロのギターのブラッシングがインパクト大。
サビのファルセット混じりのメロディは極上としか言いようがありません。コード感もポップで、動き回るベースのフレーズもグッド。

13.Hate This & I’ll Love You

静かなギターのアルペジオから始まる繊細なラストソング。
サビではマシュー・ベラミーのがなり混じりのシャウトがかなりかっこいい。シンプルながらも壮大にアルバムは終了。

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レビュー総括と感想

ヘヴィでラウドでスペーシーでドラマチック。
過剰に芝居がかったような音楽で、ややもするとくどくなりがちですが、ポップナンバーもちょこちょこ挟むことでかなりバランスの取れたアルバムだと思います。しかしこれがデビューアルバムとは…。正直初々しさはまるでありません。
音源からも堂々とした佇まいが感じられます。後に世界でもトップクラスのバンドになるMuseですが、この時点で既にその風格が備わっていたのだと思います。Muse(ミューズ) の「Showbiz」おすすめです。

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