【邦楽アルバム】YUKI「まばたき」レビュー
さて今回はYUKIの「まばたき」をレビューします。
私のYUKI愛は散々述べたとおりです。
毎回アルバムが楽しみな、大好きなアーティストです。
YUKI「まばたき」レビュー
YUKIの「まばたき」は2017年発売の8thアルバムです。
2017年はYUKIのソロデビューから15周年です。
私も15年間聴き続けていることになります。もうそんなに経つんですね…。
では全曲レビューします。
1.暴れたがっている
ピアノロック。イントロのピアノのフレーズからドラム→ベースと入ってくる展開からすでにグッときますね。
サビのブレイク混じりの演奏とメロディはソロでありながらもバンド感溢れるかっこよさ。
2.さよならバイスタンダー
こちらも軽快なピアノロックナンバー。
歌メロをなぞるアコギのフレーズだったり、ピアノの速いフレーズなど、かなり凝ったサウンド。
サビのYUKIのハイトーンボーカルは圧巻。生で聴いたらぶっ飛ぶでしょうね!
3.こんにちはニューワールド
ベースのスラップやシンセの音がフュージョンやR&B感を醸し出す。
実際には序盤はYUKIのラップからスタート。
その後メロディアスな展開になりますが、ポップというよりは横ノリオシャレミュージックですね。
4.無敵
ストレートなロックナンバー。
ギターのアルペジオの感じはちょっとポストロックっぽいですね。
意外とこういう曲調、演奏はこれまでのYUKIにはないイメージです。
5.名も無い小さい花
こちらもバンドサウンドのロックナンバー。
展開も王道。ややこしいことはせず、歌を活かした曲ですね。一言で言うと良曲。
6.レディ・エレクトリック
四つ打ちナンバー。ノリノリダンスナンバーではなく、メロディアスな曲。
サビはパーティチューンっぽくなり、ライブで盛り上がりそうな1曲。
ピコピコエレクトロとは一味違ったエレクトロナンバーですね。
7.私は誰だ
ディストーションギターグリッサンドから始まるハイテンポロック。
展開的には「若めな曲」と言えると思いますが、違和感なくハマるのはさすが。
最後のシャウトはカッコいいですね!
8.tonight
7曲目の「私は誰だ」とは対照的なピアノバラード。
ジャズの要素を取り入れて、ただ静かなだけでない、オシャレで味のある展開が素晴らしい。
感情をしっかり込めたボーカルは胸に刺さります。
9.ポストに声を投げ入れて
ポップナンバー。
ホーンを加えてゴージャスではありますが、あくまでメロディを邪魔しない程度の味付け。
YUKIの透き通るような綺麗な声がききどころ。
10.バスガール
YUKIがバスガールの設定での挨拶から始まる楽しげなナンバー。
曲はジャズ調で意外と(?)本格派。メロディも良メロ。
こういう曲が入るとアルバムにメリハリがつきますね。
11.2人だけの世界
疾走感のあるピアノが爽やかなポップナンバー。
歌メロディも爽やかさが際立つ1曲。
12.聞き間違い
しっとりしたメロディが美しいポップナンバー。CMソングにもなった曲ですが、どちらかというと映画なんかに合いそう。感動を誘う映像と一緒に楽しみたい曲です。
「私にしか歌えない歌があるんだ」の歌詞もいいですね。
13.トワイライト
最後はエレクトロナンバーで締め。
四つ打ちピコピコなトラックに、サビは哀愁漂うメロディ。
これはYUKIの得意パターンですね。
これにてアルバムは終了。
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レビュー総括と感想
なんていうか、ソロというよりバンドでのアルバムっぼいですね。演奏の展開が凝っていて、私のようにバンド好きには非常に楽しめるアルバムです。
前作「Fly」の落ち着いた横ノリオシャレ感とは全く異なる爽やかな曲調が多いのが特徴ですね。
YUKIのボーカルも優しく透明感のあるものが多いです。
ジュディマリ時代から聴いている身としては、大人な音楽になったなという感想です。
もちろんそれが悪いわけではなく、時の流れとともに変化していくんだなという感じで、今は今の良さがあるということだと思います。
今のYUKIを存分に楽しめる「まばたき」おすすめです。