【洋楽アルバム】The Strokes 「Is This It?」レビュー
本日はThe Strokes (ストロークス)の「Is This It?」をレビューします。
The Strokes (ストロークス)はアメリカのガレージロックバンドです。
今やガレージバンドの代表格ですね。デビュー当時から完成度の高い楽曲たちで、一気に有名バンドになっていきました。
The Strokes (ストロークス)「Is This It?」レビュー
The Strokes (ストロークス)の「Is This It?」は2001年発売の1stアルバムです。1stからこの完成度はただ者ではないですね。
早速レビューです。
1.Is This It
静かな可愛いメロディで、非常に聴きやすい1曲。アルバムの序章という感じ。ガレージバンドですが、メロディセンスがあるところも伺えます。
2.The Modern Age
ドラムのタムとギターのカッティングから始まるイントロが高揚感を煽る、シングル曲です。ボーカルはちょっとルー・リードっぽいかな。ストロークスの得意パターンですが、サビのメロディがかなり低音なんですよね。なのに退屈さを感じさせないのは本当に凄い。
3.Soma
ギターのアルペジオとカッティングの絡みが楽しいナンバー。ストロークスは、なにげにギターのフレーズがかっこいいんです。ガレージだからと言ってコードストロークばかりじゃない凝った演奏。終盤のボーカルのダミ声がシビれます。
4.Barely Legal
いかにもガレージバンドな演奏。特筆すべきはサビのキャッチーなメロディですね。ストロークスは歌メロと楽器のフレーズがユニゾンするのが得意ですが、ここではベースとのユニゾンです。
5.Someday
このアルバムで1番ポップなナンバーです。誰もが楽しめるメロディ、声、シンプルだけど踊りたくなる演奏、これは名曲。シングル曲になるのも当然ですね。
6.Alone, Together
ギターのリフ混じりのストロークに、だるめのボーカル。やや暗めのナンバーです。あまり大きな山場のない淡々とした曲。
7.Last Nite
これは5.「Someday」並みのとっつきやすい1曲ですね。「Last Nite〜」のメロディと太いボーカルがかっこよすぎです。爆音になるわけでもないのにこれだけテンション上げてくるのはストロークスならでは!もちろんシングル曲です。
8.Hard to Explain
テンポ早めのガレージナンバー。メロディもかなりポップで聴きやすい。サビのボーカルとギターのユニゾンが気持ちいい。その後ブレイクはかっこいいの一言。これもシングル曲です。
9.New York City Cops
太めで暗めのギターリフにラップ調のボーカルから始まりますが、サビは明るく「New York City Cops〜」の連呼。このメロディと、その後のダミ声部分が最高にかっこいい。
10.Trying Your Luck
シンプルなエイトビートで、少しもの悲しいコード感の曲です。その演奏に乗せる太めのボーカルも泣ける。
11.Take It or Leave It
これは盛り上がります。「Take It or Leave It」部分のボーカルの迫力からその後のクロマチック調のメロディへの流れが完璧。ストロークスの凄いところは、盛り上がる部分でもむやみに楽器の轟音を使わないところですね。
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レビュー総括と感想
これがデビューアルバムか…というほど完成度の高い1枚。ボーカルは基本的に低音、ギターの爆音もなし。
普通に考えたら盛り上がりに欠けそうですが、メロディと展開、あとは圧倒的存在感のボーカルの声で跳ね返します。
The Strokes (ストロークス)の「Is This It?」、おすすめです。