【洋楽アルバム】Sebadoh 「Bakesale」レビュー
今回はSebadoh(セバドー)の「Bakesale」をレビューします。
Sebadohはオルタナ・ローファイの代表的バンドですね。現在もソロで優しいメロディを作り続けている、ルー・バーロウがフロントマンのバンドです。
Sebadoh「Bakesale」レビュー
Sebadoh(セバドー)の「Bakesale」は1994年発売のアルバム。
90年代丸出しの音とポップさも兼ね備えた1枚です。
では早速レビューしていきます。
1.License to Confuse
いきなりオルタナ&ローファイ全開。 ベースラインに重ねる疾走感のあるボーカルが印象的な1曲目らしいナンバー。
2.Careful
ソニックユース風のギター、ベースと歌。マニアックになりすぎない程よいポップさは健在。
3.Magnet’s Coil
ゴリゴリのオルタナ演奏に優しいメロディ。このセンスがその後のルー・バーロウのユニット「The Folk Implosion 」にも繋がっている感じですね。
4.Not A Friend
切なげなギターとボーカルが印象的な1曲。ゆっくり目のテンポですが、最後にはディストーションギターが盛り上げ要素も加え、聴きどころ多め。
5. Not Too Amused
一定のリズムにリフと、ヘロめのボーカルが淡々と続く。しかしながら、後半は搔き鳴らしギターに感情を込めた歌い方に。徐々に熱くなり、そのままアウトロへ。
6.Dreams
ダークな演奏に低めのトーンでのボーカルライン。これはルー・バーロウ節ですね。金切り声をあげなくてもグッとくるメロディは書けるんだ。と教えてくれます。
7.Skull
こちらはポップチューン。ギターのコード弾きにベース、ドラムともにシンプルな演奏ですが、やはり優しいメロディと声が際立ちます。
8.Got It
引き続きメロディはルー・バーロウ節。演奏は要所要所で「これぞグランジ!」な歪んだギターが炸裂。90年代の音です。
9.Shit Soup
変拍子風のリフ。コードもなんだかよくわからない。それでもポップに仕上げてきます。途中の歪んだボーカルもカッコよいです。小さいライブハウスで爆音で聴きたい1曲。
10.Give Up
早いテンポの楽しげなナンバー。感想のギターの単音フレーズもバカっぽいアプローチ。でもハードコアのようなフレーズも突如現れたりと、おもちゃ箱のような曲ですね。
11.Rebound
完全に歌ものです。これはオルタナファンでなくとも楽しめます。後半のハモりは最高!
12.Mystery Man
これもポップな歌もの。悲しさ漂うメロディ。やってることはギターのコード弾きなんですが、強弱でメリハリをつけていますね。
13.Temptation Tide
女性ボーカルを取り入れた不穏な空気が漂う曲。ちょっとベルベット・アンダーグラウンドっぽさを感じますね。
14.Drama Mine
歪ませたリフと不協和音アルペジオが印象的な曲。途中でオシャレなテンションコードなんかも使用したかと思えば、シャウトするボーカルもあり、目まぐるしく展開する1曲です。
15.Together or Alone
アルバムの最後を飾るのは、終始クリーントーンギターの1曲。音はローファイで、オルタナティブ・バラードといったところでしょうか。
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レビュー総括と感想
繰り返しになりますが、オルタナ・ローファイ界の雄です。
私はThe Folk Implosion が大好きなのですが、そこに繋がる流れはこの作品からも感じます。
Sebadohの「Bakesale」レビューでした。