【洋楽アルバム】Teenage Fanclub「Grand Prix」レビュー
今回はTeenage Fanclub(ティーンエイジ・ファンクラブ)の「Grand Prix」をレビューします。
Teenage Fanclubは、全くブレないギターロックバンドです。20年以上のキャリアの今でも極上メロディのギターロックを鳴らし続けています。
変化し続けるのも難しいですが、ずっとブレずに続けることも難しいと思います。
でも彼らはずーっと続けているんですよね。しかもクオリティを落とさずに。これはなかなかできることではないです。
Teenage Fanclub「Grand Prix」レビュー
Teenage Fanclubの「Grand Prix」は1995年発売の4thアルバムです。
これは本当に痺れるほどの名盤です。
フロント3人がそれぞれ作曲し、リードボーカルも担当するので、かなり楽しめます。
しかしながら、とっ散らかったりはせず、一貫してポップで泣けるメロディなのです。
一般的には「Bandwagonesque」あたりが人気かもしれませんが、私はTFCの中ではダントツで「Grand Prix」が好きです。
1.About You
ギターのコード弾きからの「Ah〜Ah〜Ah〜Ah〜Ah〜」のコーラスワーク。始まった瞬間「これぞTFC!」と思わず笑顔になってしますナンバー。
アルバムの幕開けにふさわしすぎます!ここからもう停止することができなくなります。
2.Sparky’s Dream
続いてもTFC節全開で、さらに盛り上げにかかります。ついつい歌いたくなる泣きのメロディ。アルバムの中でもかなり好きな曲です。
3.Mellow Doubt
暗めのアコースティックナンバー。3分弱とコンパクトながらも、口笛と歌のハモりなど、聴きどころはたっぷり。
4.Don’t Look Back
こちらも泣きのメロディ全開。ライブでやってくれるとテンション上がりまくりですね。最後のサビの後にさらに続く「ドーンルーックバァーアーック」のコーラスは涙なしには聴けないです…。よくこんなに極上メロディ連発できるなーと感心します。
5.Verisimilitude
落ち着いた、淡々とした展開。派手さはなくリズムもずっと一定で珍しくコーラスもなし。ミニマルな感じが心地よい曲です。
6.Neil Jung
これはアルバムのリードトラックです。文句なく名曲!至高のメロディとコーラス。ギターロックのお手本レベルの極上の1曲。
7.Tears
少し悲しげなメロディのピアノバラード。ストリグスやホーンも加わって豪華な展開です。
8.Discolite
これまた極上メロディ。盛り上がるし泣けるし、難しいことは一切していませんが、なぜこんな曲が出来るのか不思議でなりません!メロディの節も多く、かなり楽しめるナンバー。
9.Say No
ゆったりしたテンポのアコースティックナンバー。全編に入る多重コーラスが気持ちいい1曲。
10.Going Places
ギターのコードとアルペジオの絡みが美しいイントロ。それに続く囁くようなボーカル。特に後半の鼻歌のような「ンン〜ンッン〜」の部分は泣けます。景色の良いところでボーッと聴きたい曲です。
11.I’ll Make It Clear
またまたコード鳴らし系のギターロックへ。王道な展開からサビ後は風変わりなメロディ。でもあくまでポップ。
12.I Gotta Know
ゆったりバラード。ツインギターのソロなんかも入り、聴き応えのあるバラード。
13.Hardcore Ballad
これは半分遊びでしょうね。タイトルどおりの展開です。
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レビュー総括と感想
これぞギターロックです。とにかく極上メロディを味わいたい人は今すぐ聴くべき名盤ですね。
Teenage Fanclub(ティーンエイジ・ファンクラブ)の「Grand Prix」、おすすめです。